ゴットハンド

テレビの特集でこの方を知りました。
「脳神経外科医・福島　孝徳先生」
この先生に手術をお願いしたいと思っている方は、日本だけにとどまらず、海外でも待っている
状態です。
白足袋を履いて、手術に挑む。
患者さんに対して、とても優しい。
毎日、メールなどで依頼が来るが、先生は一人しか居ない。
その手術は、モニターでも見られるようになっていて、みんな釘付けで見ている。
技術を盗もうと、瞬きすらせずに見入っている光景をみました。
自分で対応できないときは、信頼している先生に連絡を取り、細かい指示を出されていました。
毎日、寝る間もなく患者と向き合っています。
なので、食事もとらなかったり、散髪は、自分でやっているそうです。
「世のため、人のため」
口癖だったそうです。
真摯に患者さんとご家族に向き合ってくれる。
病室に来て、語り掛けてくれる。
その場限りではなく、気持ちのある対応をしてくれる。
このような方を、私たちは、プロ・一流・ときには、ゴットと呼ぶ。
けれど、このように呼ばれている人たちは、決して、努力を辞めないし、研究をしていく。
確かに、人ですから、そんな風に言われたら一瞬でも浮かれたことはあると思います。
けれど、それが致命的なことになることを分かっているからこそ、
追求をやめない、努力をおしまない、学ぶことをやめない。
宮大工でも、この方たちが居なければ、建造物が修復できないわけですから。
現状で、満足をしない。
本当に、頭が下がります。
これでいいや。って決めない。
そんな生き方、簡単にはできないけれど、
正直に自分らしく生きていきたいと思います。