月の魅惑

良いドラマでした！
2024年の大河ドラマ、『光る君へ』を、１話も見逃さずに観ました。

『光る君へ』は、ご存知の方も多いと思いますが、平安時代を描いたドラマで、時代劇物でよくありがちな戦などの争いのシーンがない事が最終話まで見続けた理由の一つでもあります。

もう一つの理由は、何といっても演出の巧妙さにありました。月の描写が特に印象的で
主人公らの月の詩をストーリーに取り込んだり、それぞれが月を見上げて想いを馳せるシーン、月がタイトルに入っている回も幾度かありました。
ドラマなので史実と異なるけれど、ドラマのストーリーを伏線に、見事に史実につなげてゆく・・・
観ていて『あの時のあのシーンがここにつながるなんて・・・』と身震いするほどの感動のシーンも多くありました。

11月放送の『望月の歌』の回は、藤原道長が1000年前に詠んだ時とほぼ同じ月が観測された夜でしたし、そしてなんと、最終話の12/15は 2024年最後の満月の夜でした。こんな偶然ってあります？
他にも、主人公が結ばれるシーンの放送回は、七夕で、まるで織姫と彦星の様だと話題でもありました。

素晴しく粋な大河でした。また、平安な時代を描いた大河があればと楽しみに思います。　　樋口

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