世界の小澤

音楽をやっている・やってないとか関係なく、この方の名前は、自然に耳にした事が、
多くいるのではないだろうか？
何となくだけれども、「人に好かれる」そんな空気をもった人.
タクトを持って演奏すると印象よりも、自分自身がタクトのように指揮をする、といった
印象を私個人は感じています。
あの細い体のどこに、あれだけのPowerがあるのかと・・・
本人の努力も当然ですが、愛された人だと思う。
演奏者の方が、
　たくさん人数がいる中で、楽譜に視線を落としたら、「僕だけを見て」と言われたと語っていました。
きちんと周りを見ている方だと。
また、「小澤さんだから、きちんと演奏したいと思っているのに、
逆に、演奏をさせられてしまう。」とコメントした方もいます。
結局、人間に魅せられてしまう．．．という事なんでしょう。
なかなか、そんな方には、めぐり合う事なんてできません。
本当に、素晴らしい出会いであり、そのような方がいるのは、誇らしい事です。
いつも優しい眼差しで、柔らかい口調で、多くは語らないけれど、
温かい笑顔で、見つめている、そんな表情が浮かんできます。
小澤さんの遺志は、多くの人たちに繋がれていくと思います。
また、そうであってほしいと願いたい。