この物語を知ったのは、子供を出産してからです。
たまたま、図書館で目にとまり、借りたものです。
100万年も 死なない。100万回死んで 100万回もいきたねこ のお話です。
それだけ、生きたということは、色々な人に出会い、別れを経験しています。
この猫にとっては、誇りかもしれません。
自慢にもなります。
そんな100万回生きたねこでも、自分に振り向かない・興味を持たない そんな ねことの出会いは運命を変える出来事だったのでしょう。
どんな話をしても、どんなに凄いことをしても 「そう」答えるだけのねこを見て 何かが変わったのでしょう。
初めて感じた気持ちだったのかもしれない。
ただ、「そばにいてもいいかい」
と問い、
「ええ」と答えるだけ。
二匹は、仲良く幸せに暮らし、子供もたくさん生まれました。
しかし、普通のねこです。
命は、静かに幕を閉じます。
そんな 普通の平凡な暮らしの大切さを知ったのでしょう。
鳴き続けたねこも 静かに幕を下ろしたのです。
自慢にしていた 100万回生きたねこも
大切な人と出会い、「生きる」という意味を・・・
今 理解したのかもしれません。
そんな気持ちにさせたねこも 素晴らしいと思いました。
たかが、子供の童話なんて 思ってはいけないと思いました。
奥深いです。
是非、皆さんも 読んでみてください。
中 林でした。